整体に通い続けても変わらない体の不調|「鍛える」に切り替えたら変わった人の話
健康・ライフスタイル

整体に通い続けても変わらない体の不調|「鍛える」に切り替えたら変わった人の話

板倉 龍聖
板倉 龍聖
2026-05-218分
気になるところだけ読めます

「毎週マッサージ行きよるのに、翌日にはもう元に戻るんよ」

この言葉、50代以上のお客様から月に3〜4回は聞きます。

肩こり。腰痛。五十肩。膝が痛い。毎週のように整体や整骨院に通って、揉んでもらって、帰るときは少し楽になって。でも翌日か翌々日には元通り。

「もう一生通い続けるしかないんかな」と思っている方が、実は結構います。

僕は板倉龍聖です。岡山のパーソナルジムFIREFITNESSでトレーナーをしています。NASM-PES(全米スポーツ医学アカデミー認定パフォーマンス向上スペシャリスト)の資格を持っていて、コンディショニングの指導を得意としています。

今日は、整体に通い続けても変わらなかった体の不調が、「鍛える」に切り替えたら変わった方の話をします。

「ほぐす」と「鍛える」の違い

整体やマッサージが悪いわけじゃないんです。

硬くなった筋肉をほぐすことで、一時的に血流が良くなって、痛みやだるさが和らぐ。これは確かに起きています。

でも、問題はその後。

体の中を流通センターだと思ってください。荷物(栄養や酸素)が必要な部署に届けられる仕組みがある。その荷物を運ぶための配管(血管や神経の通り道)が、姿勢の崩れによって圧迫されたり、ねじれたりしている状態。

マッサージは、この配管を外側から一時的に広げる作業です。

広げてもらえば、その日は荷物が流れやすくなる。でも配管の形自体が歪んでいるから、時間が経つとまた詰まる。

配管の形を変えるには、配管工事が必要なんです。つまり、配管を歪ませている原因そのものを直す。それが「鍛える」ということ。

「ほぐす」は対処。「鍛える」は根本改善。

この違いが、通い続けても変わらない理由です。

56歳女性。座り仕事から立ち仕事に変わって体が壊れた

実際のお客様の話をします。

56歳の女性で、長年デスクワークだった方が、立ち仕事に変わったんです。そしたら足の疲労感がひどくて、しかも片方に偏る。右肩の痛みも慢性的にあって、上半身の種目がほとんどできない状態でした。

来た時の数字は、体重60.2kg、体脂肪率32.2%。

「もう年じゃけん、こんなもんかと思っとったんよ」

こう言ってた方です。

この方の場合、まず立ち仕事で足のどこに負担が偏っているかを分析しました。アライメント(体の歪み)を見ると、足の筋肉のバランスが崩れていて、片側だけに荷重がかかっている。

右肩は、無理に動かすと悪化するリスクがあるので、肩に負担をかけない代替種目でリハビリ的なアプローチをしました。

56歳・更年期世代。筋肉の回復速度が若い人より遅い。だから「追い込む」ではなく「壊さない範囲で少しずつ」が鉄則。

食事面では、更年期の女性に最適なタンパク質量を設定。体重1kgあたり2.0gのタンパク質を、胃に負担をかけないように少しずつ分けて摂る方法を提案しました。

6ヶ月間、段階的にプログラムを進めた結果——

体脂肪率は32.2%から25%に。体重は60.2kgから54kgに。

数字だけ聞くと「ダイエットの話じゃん」と思うかもしれません。でもこの方が一番喜んだのは、体重のことじゃなかった。

「足の疲れが偏らんようになった」「右肩が上がるようになった」

体の不具合が改善されたことのほうが、本人にとっては大きかったんですよね。

なぜ整体だけでは届かないのか

「じゃあ整体は意味ないの?」って思うかもしれません。

そうじゃないんです。整体とパーソナルトレーニングは、やっていることが全然違う。

整体は「今ある痛みを和らげる」のが得意。急性期の対処としては正しい選択肢です。

でも慢性的に繰り返す不調は、痛みの「原因」にアプローチしないと解決しない。

うちに来る50代以上の方の不調で一番多いのは、こんな順番です。

<SummaryCard title="50代以上のお客様に多い体の訴え" items={["1位: 肩こり(20代後半から始まる人もいる)", "2位: 腰痛", "3位: 膝痛・冷え性・疲れやすさ"]} />

この中で、肩こりの人に共通しているのは「デスクワークか長時間の座り仕事」。そしてほとんどの場合、3軸診断をすると姿勢軸に原因が集中しています。

面白いのが、「姿勢を正しましょう」では肩こりは治らないということ。

背中側の筋肉——胸椎(きょうつい)や腕の後ろ側の筋肉を使えるようにするトレーニングをすると、結果的に肩が正しい位置に戻って、肩こりが改善するケースが多いんです。

つまり「意識で姿勢を直す」んじゃなくて、「筋肉で姿勢を支える」。

ここが整体との違いです。整体は外から位置を戻す。筋トレは中から位置を保てるようにする。

「揉んでもらう」は外から配管を広げる作業。「鍛える」は配管の形そのものを変える工事。だから戻らない。

インナーマッスルを鍛えると何が起きるか

「筋トレ」と聞くと、重いバーベルを持ち上げるイメージがあるかもしれません。

50代以上の方で体の不具合がある場合、最初にやるのはそういうトレーニングじゃないんです。

まずインナーマッスルの強化から入ります。

たとえば腰痛の方。胸椎(きょうつい)と腰椎(ようつい)の可動域が狭くなって、背中が丸まった状態で固まっていることが多い。

この場合、ゆっくりとチューブを使ったシーテッドローイングを行います。ゆっくりやることで、インナーマッスルに効かせる。

そうすると胸椎・腰椎の前弯(ぜんわん)——本来あるべき背骨のカーブが戻ってきて、可動域が広がる。可動域が広がると、腰にかかっていた負担が分散されて、痛みが軽減する。

五十肩や足の付け根の痛みも、同じアプローチです。

足の付け根が痛い方には、ルーマニアンデッドリフトや臀筋(でんきん)を意識したスクワットをやります。太ももの前後の筋肉のバランス差が解消されると、足の付け根にかかっていた偏った負担がなくなって、痛みが消える。

👤50代男性・会社役員

整体に3年通いよったけど、ここ来て2ヶ月でそっちのほうが楽になったんよ。嫁に言ったら『私も行ってみたい』って言い出してな

早い人は2〜3週間で効果を実感し始めます。遅くても2ヶ月、もしくは3ヶ月までには何かしらの変化を感じてもらえています。

肩こり・腰痛・五十肩。整体に通い続けても変わらないなら、原因を特定してみませんか。60分の体験で3軸診断が受けられます。

家族が見て、家族が来る

ここからが面白い話なんですが。

うちのお客様の約3割が、夫婦・親子・友人など複数人で通っているパターンです。

きっかけは、ほぼ同じ。

通っている人の体が変わったのを、家族が見る。具体的には——

整体で何年も治らなかった腰痛や五十肩が、インナーマッスル強化で改善されたのを目の当たりにする。あるいは、食事が変わった。帰ってきてから食卓でその日学んだことを話す。「流通センターの支配人の話」をする。

すると家族が「それ何の話?」って興味を持つ。

そこから「自分も行ってみたい」と体験に来る。このパターンが一番多いんです。

紹介全体の75%は、紹介クーポンではなく「見た目の変化」がきっかけ。広告じゃなくて、隣の人の変化が一番の説得力。

実際に、体重が5kg減った時点で家族が気づき、「どんな食事・どんな運動をしているのか」と聞かれて、そこから妻、あるいは夫。次に父や母。そのパターンで家族が連鎖的に来るケースが、2〜3ヶ月に1〜2件のペースで起きています。

このケースは発生した段階でほぼ100%の決定率。家族の変化を見ているから、「行ってみないとわからない」じゃなくて「行ったら変わる」という前提で来てくれる。

僕が「家族の健康リーダーになってほしい」と思っているのは、ここなんです。

一人が変わると、家族が変わる。食卓が変わる。生活習慣が変わる。それが結果的に、お客様の周りの人まで健康にしていく。

「今さら」じゃなくて「今から」

50代以上の方に多い言葉があります。

「今さら運動しても…」

「私なんか…」

これ、最初のカウンセリングでかなりの頻度で聞きます。

でも実際に体の不具合が改善されたお客様は、来た時と帰る時で顔が全然違う。

最初は不安そうな表情で来る方が、1ヶ月後には「肩こりがちょっと楽になってきた気がする」と言い始めて。2〜4ヶ月後には「階段で息切れしなくなった」「長距離移動でも疲れにくくなった」と。

今まで続かなかったのは、方法が合わなかっただけかもしれません。

3軸全部がダメな人は、ほとんどいない。たいてい1〜2箇所に原因が集中してる。そこだけ直せば、体は動き出します。

整体に行くか、筋トレに切り替えるか。どっちが正しいかは、状態によります。

でも「揉んでもらっても翌日には戻る」という状態が何ヶ月も続いているなら、一度原因を確認してみる価値はあると思います。

腰痛が繰り返す原因と、筋トレでの改善アプローチをもっと詳しく知りたい方はこちら。

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FIREFITNESSトレーナー。お客様一人ひとりに寄り添った指導で、理想の体づくりをサポートします。

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