「夏までに痩せたい」は間に合うのか|5月から始める人が知っておくべきこと
ダイエット

「夏までに痩せたい」は間に合うのか|5月から始める人が知っておくべきこと

岡田 雄磨
岡田 雄磨
2026-05-218分
気になるところだけ読めます

「あと2ヶ月で夏なんですけど、間に合いますか?」

5月のカウンセリングで、月に5〜6回は聞かれる質問です。

薄着になる。プールに行く。海に行く。同窓会がある。理由はそれぞれですが、5月に入ると「夏までに」という言葉がカウンセリングシートに急に増えます。

僕は岡田雄磨です。岡山でパーソナルジムFIREFITNESSを運営しています。2021年の開業から500名以上をサポートしてきましたが、毎年5〜6月に「夏までに痩せたい」と来る方の傾向は、はっきりしています。

今日は正直に書きます。間に合う人と、間に合わない人の違い。そして「間に合わせ方」の話。

「2ヶ月で-10kg」は、体重は落ちる。でもその後が問題

まず結論から言います。2ヶ月で10kg落とすことは、不可能じゃありません。

極端な食事制限と毎日の有酸素運動を組み合わせれば、数字だけは達成できることがある。

でもそのやり方で落ちた10kgのうち、3〜4kgは筋肉です。

体を流通センターだと思ってください。食べたものが届いて、仕分けされて、必要な部署に配送されて、いらないものが出ていく仕組み。

この流通センターには「焼却炉」があって、これが筋肉です。不要なものを燃やす設備。

極端な食事制限は、流通センターに届く荷物を急激に減らす行為。センターは省エネモードに入って、消費エネルギーを下げる。しかも「こんな大きい焼却炉は維持できない」と判断して、設備を縮小する。

つまり筋肉が落ちる。焼却炉が小さくなる。

体重計の数字は下がる。でも焼却炉が小さくなった状態で元の食事に戻したら、以前より処理能力が落ちているから、余った荷物が段ボール(脂肪)になって倉庫に積まれていく。

短期集中で落とした体重のうち3〜4割は筋肉。焼却炉が小さくなった状態でリバウンドすると、前より太りやすい体になる。

実際にうちでも、過去に夏キャンペーンで短期コースを提供したことがあります。8回の回数券で39,800円。6人が申し込んでくれて、コース終了後に継続を選んだのは3人。半分の方はコースが終わった時点で来なくなりました。

この経験から、短期だけで終わる設計はやめました。

「間に合う」の定義を変える

「夏までに間に合いますか?」と聞かれたとき、僕はこう返します。

「何を間に合わせたいですか?」

体重を5kg落としたいのか。お腹周りをすっきりさせたいのか。去年の水着が着られるようになりたいのか。

これで答えが全然変わるんですよね。

体重だけなら、実は2ヶ月で3〜5kgは現実的に落とせます。無理な食事制限なしで。

お腹周りは、体重より先に変わることがある。姿勢が原因でお腹が出ている人は、反り腰を修正するだけで2週間でウエスト-2cmということも珍しくありません。これは脂肪が減ったんじゃなくて、骨盤の角度が変わって内臓の位置が正しくなっただけ。

うちに来てくれた40代のデスクワーク女性の話をします。体脂肪率35%。「もう何やってもダメじゃと思うんですけど」と言って来てくれた方です。

この方は食事を抜くダイエット、痩身エステ、カーブスのような低強度の運動、YouTube筋トレ、全部やって全部続かなかった。

カロミルで食事を見たら、タンパク質が少なくて脂質が多い。朝食もあったりなかったり。間食のパターンが特徴的で、我慢しても職場のお土産のお菓子を食べてしまい、そこから間食が増えていくサイクルに入っていた。

僕がやったのは、間食を「やめる」のではなく「中身を変える」こと。我慢をなくしたんです。

2週間で体重が落ち始めて、3ヶ月目に骨格筋量の対体重比率が上がり、体脂肪率が落ち始めた。-5kgの時点で職場の方に「痩せたね」と言われたのが一番嬉しかったそうです。

「間に合う」の定義を体重だけにしない。姿勢の改善や体組成の変化は、思ったより早く目に見える。

夏に向けて何から始めればいいか。60分の体験で、あなたの「現在地」をお見せします。

5月から始めて、7月にどこまで変わるか

実際のタイムラインを書きます。週1でうちに通った場合の目安です。

最初の2〜3週間:体の反応が始まる。

早い人は2〜3週間で効果を実感し始めます。肩が軽くなった。階段で息切れしなくなった。体重はまだ大きく動かないけど、体の中で焼却炉の再稼働準備が始まっている段階。

1ヶ月目:食事のリズムが安定する。

カロミルで食事記録をつけてもらうと、大体3日分で傾向がわかります。多いのがタンパク質不足・脂質過多・糖質を減らした「つもり」の3パターン。ここを修正すると、1ヶ月目から体重が動き始めるケースが多い。

2ヶ月目:周囲が気づく変化が出る。

体重が3〜5kg落ちると、職場や家族に「あれ、なんか変わった?」と言われ始めます。ここが一番モチベーションが上がるタイミング。

遅い方でも2ヶ月、もしくは3ヶ月までには何かしらの効果実感があります。これは500名以上見てきての感覚です。

つまり5月から始めれば、7月の時点で「変わり始めた自分」にはなれる。-10kgの完成形じゃなくても、-3kg+姿勢改善で見た目の印象はかなり変わります。

5月スタートなら、7月には周囲が気づくレベルの変化は十分に射程圏内。

夏だけ頑張る人が毎年繰り返すパターン

正直に言います。毎年5月に「夏までに」と来て、8月に来なくなって、翌年の5月にまた来る人を何人も見てきました。

このパターンの人に共通しているのは、「夏が終わったら元に戻す」という前提で始めていること。

ダイエットを期間限定のイベントだと捉えている。

これ、流通センターで言うと「繁忙期だけ臨時スタッフを雇って、終わったら全員クビにする」のと同じなんですよね。

毎回イチから採用して、教育して、やっと動けるようになった頃に解雇する。翌年もまた同じことを繰り返す。

これに対して、少人数でいいから正社員を雇い続けるほうが、年間を通して安定する。

つまり筋肉量を維持し続けること。基礎代謝を落とさないこと。これが「来年の5月に焦らなくていい体」の作り方です。

👤30代女性・事務職

去年の夏、急いで糖質制限して4kg落としたんよ。でも秋には6kg戻ってた。今年は焦らんようにしようと思って5月に来ました

「焦らないダイエット」は怠けることじゃない

「じゃあゆっくりやればいいんですか?」って思われるかもしれません。

違います。焦らないことと、何もしないことは全然違う。

うちでやっていることは、流通センターの「体質改善」です。

入荷(食事)のバランスを整える。配管(姿勢)のねじれを直す。焼却炉(筋肉)を少しずつ大きくする。運用体制(生活習慣)を無理のないものにする。

これを3軸で同時に診るのがFIREFITNESSの3軸診断。姿勢・食事・継続の3つの軸から、「あなたが変わらない原因」を特定します。

ほとんどの人は3軸全部がダメなわけじゃない。だいたい1〜2箇所に原因が集中しています。

「全部ダメだと思ってたけど、ここだけだったんですね」——これ、体験のカウンセリングでよく言われる言葉です。

<SummaryCard title="5月スタートで間に合わせるための3つのポイント" items={["体重だけを目標にしない。姿勢改善と体組成の変化を含めて「見た目の変化」を目指す", "食事は減らすより整える。タンパク質を増やし、間食の中身を変える", "夏をゴールにしない。夏の時点で「変わり始めた自分」でOK。秋以降も続ける前提で始める"]} />

3軸全部がダメな人はほとんどいない。1〜2箇所直せば、体は動き出す。

「夏までに何から始めればいい?」を60分で整理します。体験で3軸診断を受けてみませんか。

今年の夏を、来年の自分への投資にする

夏までに完璧な体になる必要はないと思っています。

5月から始めて、7月に3kg落ちて、姿勢が良くなって、服のサイズが1つ下がる。それだけでも十分じゃないですか。

しかもそれを「夏限定」で終わらせなければ、秋にはさらに変わっている。冬に焼却炉を大きくして、来年の5月には「今年は焦らなくていい」という状態になれる。

うちは「フィットネスの学校」だと思ってください。卒業がゴール。自分で食事を選べて、自分でトレーニングメニューを組めるようになる。

「週3で来てください」とは言いません。週1からで十分です。残りの6日間の過ごし方が変わるだけで、体は変わり始めます。

うちの紹介経由は全体の4割。そのうちの75%は、通っている人の体の変化を見た家族や友人が「自分も行きたい」と言って来るパターンです。短期で痩せてリバウンドするジムでは、この紹介は起きません。

まず今年の夏を、来年の自分への投資にする。

焦りをエネルギーに変えるなら、今がちょうどいいタイミングです。

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岡田 雄磨

この記事を書いた人

岡田 雄磨

FIREFITNESSトレーナー。お客様一人ひとりに寄り添った指導で、理想の体づくりをサポートします。

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