気になるところだけ読めます
「あと2ヶ月で夏なんですけど、間に合いますか?」
5月のカウンセリングで、月に5〜6回は聞かれる質問です。
薄着になる。プールに行く。海に行く。同窓会がある。理由はそれぞれですが、5月に入ると「夏までに」という言葉がカウンセリングシートに急に増えます。
僕は岡田雄磨です。岡山でパーソナルジムFIREFITNESSを運営しています。2021年の開業から500名以上をサポートしてきましたが、毎年5〜6月に「夏までに痩せたい」と来る方の傾向は、はっきりしています。
今日は正直に書きます。間に合う人と、間に合わない人の違い。そして「間に合わせ方」の話。
「2ヶ月で-10kg」は、体重は落ちる。でもその後が問題
まず結論から言います。2ヶ月で10kg落とすことは、不可能じゃありません。
極端な食事制限と毎日の有酸素運動を組み合わせれば、数字だけは達成できることがある。
でもそのやり方で落ちた10kgのうち、3〜4kgは筋肉です。
体を流通センターだと思ってください。食べたものが届いて、仕分けされて、必要な部署に配送されて、いらないものが出ていく仕組み。
この流通センターには「焼却炉」があって、これが筋肉です。不要なものを燃やす設備。
極端な食事制限は、流通センターに届く荷物を急激に減らす行為。センターは省エネモードに入って、消費エネルギーを下げる。しかも「こんな大きい焼却炉は維持できない」と判断して、設備を縮小する。
つまり筋肉が落ちる。焼却炉が小さくなる。
体重計の数字は下がる。でも焼却炉が小さくなった状態で元の食事に戻したら、以前より処理能力が落ちているから、余った荷物が段ボール(脂肪)になって倉庫に積まれていく。
短期集中で落とした体重のうち3〜4割は筋肉。焼却炉が小さくなった状態でリバウンドすると、前より太りやすい体になる。
実際にうちでも、過去に夏キャンペーンで短期コースを提供したことがあります。8回の回数券で39,800円。6人が申し込んでくれて、コース終了後に継続を選んだのは3人。半分の方はコースが終わった時点で来なくなりました。
この経験から、短期だけで終わる設計はやめました。
「間に合う」の定義を変える
「夏までに間に合いますか?」と聞かれたとき、僕はこう返します。
「何を間に合わせたいですか?」
体重を5kg落としたいのか。お腹周りをすっきりさせたいのか。去年の水着が着られるようになりたいのか。
これで答えが全然変わるんですよね。
体重だけなら、実は2ヶ月で3〜5kgは現実的に落とせます。無理な食事制限なしで。
お腹周りは、体重より先に変わることがある。姿勢が原因でお腹が出ている人は、反り腰を修正するだけで2週間でウエスト-2cmということも珍しくありません。これは脂肪が減ったんじゃなくて、骨盤の角度が変わって内臓の位置が正しくなっただけ。
うちに来てくれた40代のデスクワーク女性の話をします。体脂肪率35%。「もう何やってもダメじゃと思うんですけど」と言って来てくれた方です。
この方は食事を抜くダイエット、痩身エステ、カーブスのような低強度の運動、YouTube筋トレ、全部やって全部続かなかった。
カロミルで食事を見たら、タンパク質が少なくて脂質が多い。朝食もあったりなかったり。間食のパターンが特徴的で、我慢しても職場のお土産のお菓子を食べてしまい、そこから間食が増えていくサイクルに入っていた。
僕がやったのは、間食を「やめる」のではなく「中身を変える」こと。我慢をなくしたんです。
2週間で体重が落ち始めて、3ヶ月目に骨格筋量の対体重比率が上がり、体脂肪率が落ち始めた。-5kgの時点で職場の方に「痩せたね」と言われたのが一番嬉しかったそうです。
「間に合う」の定義を体重だけにしない。姿勢の改善や体組成の変化は、思ったより早く目に見える。
夏に向けて何から始めればいいか。60分の体験で、あなたの「現在地」をお見せします。
5月から始めて、7月にどこまで変わるか
実際のタイムラインを書きます。週1でうちに通った場合の目安です。
最初の2〜3週間:体の反応が始まる。
早い人は2〜3週間で効果を実感し始めます。肩が軽くなった。階段で息切れしなくなった。体重はまだ大きく動かないけど、体の中で焼却炉の再稼働準備が始まっている段階。
1ヶ月目:食事のリズムが安定する。
カロミルで食事記録をつけてもらうと、大体3日分で傾向がわかります。多いのがタンパク質不足・脂質過多・糖質を減らした「つもり」の3パターン。ここを修正すると、1ヶ月目から体重が動き始めるケースが多い。
2ヶ月目:周囲が気づく変化が出る。
体重が3〜5kg落ちると、職場や家族に「あれ、なんか変わった?」と言われ始めます。ここが一番モチベーションが上がるタイミング。
遅い方でも2ヶ月、もしくは3ヶ月までには何かしらの効果実感があります。これは500名以上見てきての感覚です。
つまり5月から始めれば、7月の時点で「変わり始めた自分」にはなれる。-10kgの完成形じゃなくても、-3kg+姿勢改善で見た目の印象はかなり変わります。
5月スタートなら、7月には周囲が気づくレベルの変化は十分に射程圏内。
夏だけ頑張る人が毎年繰り返すパターン
正直に言います。毎年5月に「夏までに」と来て、8月に来なくなって、翌年の5月にまた来る人を何人も見てきました。
このパターンの人に共通しているのは、「夏が終わったら元に戻す」という前提で始めていること。
ダイエットを期間限定のイベントだと捉えている。
これ、流通センターで言うと「繁忙期だけ臨時スタッフを雇って、終わったら全員クビにする」のと同じなんですよね。
毎回イチから採用して、教育して、やっと動けるようになった頃に解雇する。翌年もまた同じことを繰り返す。
これに対して、少人数でいいから正社員を雇い続けるほうが、年間を通して安定する。
つまり筋肉量を維持し続けること。基礎代謝を落とさないこと。これが「来年の5月に焦らなくていい体」の作り方です。
👤30代女性・事務職
「去年の夏、急いで糖質制限して4kg落としたんよ。でも秋には6kg戻ってた。今年は焦らんようにしようと思って5月に来ました」
「焦らないダイエット」は怠けることじゃない
「じゃあゆっくりやればいいんですか?」って思われるかもしれません。
違います。焦らないことと、何もしないことは全然違う。
うちでやっていることは、流通センターの「体質改善」です。
入荷(食事)のバランスを整える。配管(姿勢)のねじれを直す。焼却炉(筋肉)を少しずつ大きくする。運用体制(生活習慣)を無理のないものにする。
これを3軸で同時に診るのがFIREFITNESSの3軸診断。姿勢・食事・継続の3つの軸から、「あなたが変わらない原因」を特定します。
ほとんどの人は3軸全部がダメなわけじゃない。だいたい1〜2箇所に原因が集中しています。
「全部ダメだと思ってたけど、ここだけだったんですね」——これ、体験のカウンセリングでよく言われる言葉です。
<SummaryCard title="5月スタートで間に合わせるための3つのポイント" items={["体重だけを目標にしない。姿勢改善と体組成の変化を含めて「見た目の変化」を目指す", "食事は減らすより整える。タンパク質を増やし、間食の中身を変える", "夏をゴールにしない。夏の時点で「変わり始めた自分」でOK。秋以降も続ける前提で始める"]} />
3軸全部がダメな人はほとんどいない。1〜2箇所直せば、体は動き出す。
「夏までに何から始めればいい?」を60分で整理します。体験で3軸診断を受けてみませんか。
今年の夏を、来年の自分への投資にする
夏までに完璧な体になる必要はないと思っています。
5月から始めて、7月に3kg落ちて、姿勢が良くなって、服のサイズが1つ下がる。それだけでも十分じゃないですか。
しかもそれを「夏限定」で終わらせなければ、秋にはさらに変わっている。冬に焼却炉を大きくして、来年の5月には「今年は焦らなくていい」という状態になれる。
うちは「フィットネスの学校」だと思ってください。卒業がゴール。自分で食事を選べて、自分でトレーニングメニューを組めるようになる。
「週3で来てください」とは言いません。週1からで十分です。残りの6日間の過ごし方が変わるだけで、体は変わり始めます。
うちの紹介経由は全体の4割。そのうちの75%は、通っている人の体の変化を見た家族や友人が「自分も行きたい」と言って来るパターンです。短期で痩せてリバウンドするジムでは、この紹介は起きません。
まず今年の夏を、来年の自分への投資にする。
焦りをエネルギーに変えるなら、今がちょうどいいタイミングです。
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この記事を書いた人
岡田 雄磨
FIREFITNESSトレーナー。お客様一人ひとりに寄り添った指導で、理想の体づくりをサポートします。
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