岡田 雄磨
「食事を減らしてるのに、全然痩せないんです」
カウンセリングをしていると、こういう相談をよく受けます。
一生懸命カロリー計算して、パサパサの鶏むね肉を食べて、お菓子も我慢して。
それでも体重計の数字がピクリとも動かない。
むしろ、水を飲んだだけで太る気がする。
「私の体、どうなっちゃってるの?」って不安になりますよね。
実はこれ、体の仕組みを「物流」に例えると、すごく単純な話なんです。
今日は、あなたの体を「流通センター」だと思って解説します。
これを知ると、「なぜ痩せなかったのか」「どうすれば痩せるのか」が全部つながるはずです。

体の流通センター
あなたの体は「流通センター」です
想像してください。あなたの体は、巨大な流通センターです。
毎日トラック(食事)で荷物が届き、仕分けされ、各部署に配送されます。
このセンターには、個性的なスタッフたちが働いています。
流通センターの主なスタッフ
・支配人(インスリン):荷物の仕分け担当。「倉庫に入れろ!」が口癖。
・焼却炉(筋肉):不要な荷物(エネルギー)を燃やす工場。
・在庫(脂肪):使いきれなかった荷物が積まれた段ボール。
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通常営業なら、届いた荷物はスムーズに処理されます。
必要な分は各部署へ。余った分は焼却炉へ。本当に余った分だけ倉庫へ。
でも、「痩せない」と悩んでいる人のセンターでは、ある事件が起きています。
事件:センターが「封鎖」されている
「痩せたい!」と思ったあなたが最初にしたこと。
おそらく「食事を減らす」ことだったんじゃないでしょうか。
朝食を抜いたり、夜をサラダだけにしたり。
これ、流通センター視点で見ると「トラックが来なくなった」状態です。
するとどうなるか。
支配人(インスリン)はパニックになります。
「大変だ!荷物が届かない!このままじゃセンターが潰れる!」
「緊急事態宣言だ!!」
支配人は、センターを「省エネモード」に切り替えます。
焼却炉(代謝)の火を弱める:燃料が来ないから、無駄に燃やせない。
在庫(脂肪)出し入れ禁止:いつ食糧が尽きるかわからないから、今ある在庫は絶対に出さない。
スタッフ(筋肉)のリストラ:維持費のかかる筋肉スタッフを解雇してコストカット。
これが、いわゆる「代謝が落ちた」状態です。
この状態で、あなたが「たまにはいいか」とケーキを食べたとします。
支配人は目の色を変えて叫びます。
「貴重なエネルギーが来たぞ!!焼却炉に入れるな!全部倉庫(脂肪)に入れろ!!」
こうして、食べたものが全力で脂肪に変わります。
食事を減らしすぎると、体は「飢餓状態」と勘違いして、脂肪を必死に守ろうとします。これが「食べてないのに痩せない」の正体です。流通センターが厳戒態勢に入っているんです。
解決策:センターの運営を正常化する
じゃあ、どうすればいいのか。
答えはシンプルです。支配人を安心させてあげること。
「大丈夫、ちゃんと定期的に荷物は届くよ」と教えてあげるんです。
1. 定期便(食事)を届ける
トラックを止めないでください。
むしろ、小分けにして回数を増やしてもいいくらいです。
「毎日決まった時間に、適量の荷物が届く」とわかれば、支配人は安心します。
「あ、貯め込まなくていいんだ。燃やしちゃっても次が来るから大丈夫だ」
そう判断すれば、厳戒態勢は解除されます。
在庫(脂肪)のロックが外れ、焼却炉に運ばれるようになります。
2. 焼却炉(筋肉)を大きくする
流通センターの処理能力を上げる一番の方法。
それは、焼却炉自体を大きくすることです。
家庭用のちいさな焼却炉だと、段ボール1個燃やすのも大変です。
でも、業務用の巨大焼却炉なら?
放っておいてもゴウゴウと燃やし続けてくれます。
これが筋トレです。
有酸素運動が「その場だけ燃やす」作業なら、筋トレは「焼却炉の設備投資」です。
設備が大きくなれば、寝ている間も、テレビを見ている間も、勝手に在庫を燃やしてくれます。
3. スタッフを労る(睡眠)
センターのスタッフも人間です。24時間稼働はできません。
夜はシャッターを閉めて、メンテナンスをする時間が必要です。
睡眠不足は、ブラック企業と同じ。
スタッフは疲弊し、ミスが増え、支配人はイライラして暴走します。
(実際、寝不足だと食欲を増やすホルモンが出まくります)
「点」ではなく「線」を見る
「昨日食べ過ぎたから、今日は絶食」
これは、物流を大混乱させる一番の原因です。
今日食べ過ぎたなら、明日からまた「通常の定期便」に戻せばいいだけ。
慌ててトラックを止めると、また支配人がパニックになります。
大事なのは、1日単位のカロリー収支(点)ではなく、1週間、1ヶ月単位の流れ(線)です。
安定した物流があれば、センターは勝手に在庫を適正量に保とうとします。
体って、本来そういうふうにできているんです。
あなたのセンター、点検します
もし今、「頑張ってるのに変わらない」と感じているなら。
あなたの流通センターのどこかで、トラブルが起きているのかもしれません。
・支配人がパニックになっているのか?
・焼却炉が小さすぎるのか?
・そもそも配管(姿勢・血流)が詰まっているのか?
原因は人それぞれ違います。
FIREFITNESSでは、3軸診断(姿勢・食事・継続)を使って、あなたの流通センターのどこに問題があるかを点検します。
「私のセンター、いまどうなってるの?」
気になった方は、一度点検に来てみてください。
原因がわかれば、あとは調整するだけ。
無理に我慢しなくても、体はちゃんと変わってくれますよ。

この記事を書いた人
岡田 雄磨
FIREFITNESSトレーナー。お客様一人ひとりに寄り添った指導で、理想の体づくりをサポートします。
