冬に体がバキバキになる本当の理由|肩こり・冷え性が止まらない人へ
健康・ライフスタイル

冬に体がバキバキになる本当の理由|肩こり・冷え性が止まらない人へ

岡田雄磨

岡田雄磨

2026-02-098分

「最近、肩こりがひどくなったんよ」

1月に入ってから、この言葉を聞く回数が一気に増えました。

だいたい週に3〜4回は聞いてると思います。

肩こりだけじゃなくて、「体がバキバキ」「腰が重い」「朝起きるのがしんどい」。冬になるとこういう訴えが増えるんですよね。

で、ほとんどの人が「寒いから」で片付けてます。

間違いではないんですけど、もう少し正確に言うと「寒いから」の裏側に、ある1つの原因が隠れていることが多い。

冬の体調不良、たどっていくと行き着く場所

肩こり、腰痛、冷え性。

バラバラの症状に見えるけど、うちに来るお客様を見てると、この3つはだいたいセットで出てきます。

なぜか。

水分が足りてないんです。

「え、冬に?」って思いますよね。

夏は汗をかくから水を飲む。でも冬はそこまで喉が乾かないから、自然と水分摂取量が減る。

でも体が必要としている水分量は、夏とそこまで変わらないんですよね。

流通センターで言うと、配送トラックの燃料が足りてない状態です。荷物(栄養や酸素)は届けなきゃいけないのに、トラックが動かない。届かないから現場(筋肉や関節)が冷えて固まっていく。

これが冬の体調不良の正体。「寒いから」ではなく「水分が足りないから」です。

水分不足 → 冷え → 固まる → 痛い。この連鎖

順番に見ていきます。

水分が足りないと、まず血液の流れが悪くなります。

血液って、体中に酸素と栄養を届ける配送トラックみたいなものなんですよね。水分が足りないとトラックの動きが鈍くなる。

届かないから、末端(手足)から冷えていく。

冷えると筋肉が縮こまります。

縮こまった状態が続くと、肩や腰の筋肉が固まって、痛みが出る。

水分不足 → 血流が悪くなる → 冷える → 体が固まる → 肩こり・腰痛。この5段階がセットで起きます。全部つながっています。

「肩こりがひどくなった」という人に「1日どのくらい水飲んでますか?」と聞くと、だいたいコップ2〜3杯くらいしか飲んでない。

女性の水分量の目安:体重×45−1000(ml)。体重55kgなら約1,475ml。コップ8分目が約200mlだとすると、1日7〜8杯が目標です。

コップ2〜3杯って、半分以下なんですよね。

朝と夜が足りてない人がほとんど

じゃあいつ足りてないのか。

見てると、圧倒的に朝と寝る前です。

朝は寒いから、布団から出てすぐ水を飲む気になれない。

寝る前は「トイレに起きたくない」から飲まない。

気持ちはわかります。

でもこの2つのタイミングが、実は一番大事なんですよね。

寝てる間に体は水分を失ってます。朝起きた時点で、すでに配送トラックの燃料タンクは空に近い。

そのまま出勤して、昼まで何も飲まない。

午前中ずっと体がだるいのは、そのせいかもしれません。

僕がお客様に提案していること

冷たい水を飲めとは言いません。

朝にお湯か白湯をコップ1杯。寝る前にも1杯。

これだけです。

「え、それだけ?」って言われるんですけど、これだけで変わる人が本当に多い。

200mlずつ、朝何杯・昼何杯・夜何杯。このタイミングと杯数を一緒に決めるんですよね。

飲むタイミングが明確になると、自然と水分摂取量が増えていく。

実際に、水分摂取が少なくて手足のしびれが出ていたお客様がいました。水分摂取を増やしたら、しびれが改善。「むくみ」じゃなく「しびれ」まで水分不足で起きるんです。本人が一番驚いてましたね。

「むくみ」も同じ仕組みなんですよね。水が足りないと、体は逆に水を溜め込もうとする。飲むとむくみが減る。直感と逆なんですけど、体の仕組みとしてはそうなってます。

冬の食事、鍋はいい。でも具材で変わる

冬の食事で多い問題がもう1つあります。

忘年会、新年会、歓送迎会。1月〜3月はイベントが続くからカロリーも上ぶれしやすい。

で、「家では鍋にしてます」という人が結構いるんですよね。

鍋はいいんです。温かいし、野菜も摂れる。

ただ、具材で脂質が一気に跳ね上がることがある。

豚バラ、ウインナー、揚げ、餅。このあたりが入ると、ヘルシーなはずの鍋が結構なカロリーになります。

鍋をやめる必要はないんですよね。具材を少し変えるだけでいい。

鶏むね肉、白身魚、豆腐、きのこ、白菜。この組み合わせなら、タンパク質が摂れて脂質は抑えられます。

「じゃあ何を入れちゃダメなの?」って聞かれるんですけど、ダメなものはないです。

入れる量と頻度の話。毎日豚バラ鍋だとキツいけど、週1回なら全然問題ない。

これも「点ではなく、線を目指す」という話です。

冬に風邪を引きやすい人が見落としていること

ここまで肩こりや冷え性の話をしてきましたけど、冬にはもう1つ、避けて通れない問題があります。

インフルエンザ、コロナ、胃腸炎。

1月〜2月はウイルスが猛威を振るう時期ですよね。職場でも学校でも、誰かしら体調を崩してる。

「手洗い・うがい・マスク」。これはもちろん大事です。

でも、同じ環境にいても風邪を引く人と引かない人がいる。この差はどこから来るのか。

腸なんです。

「え、風邪と腸に何の関係が?」ってなりますよね。

免疫細胞の約7割は腸で作られています。風邪やウイルスへの抵抗力は、腸内環境で決まると言っても過言ではありません。

流通センターで言うと、腸は仕分け場です。で、この仕分け場にはパートスタッフ(腸内細菌)が何千人もいる。

このパートスタッフには3タイプいます。

仕分け場の3タイプ(腸内細菌)

ベテラン真面目パート(善玉菌) — 仕分けが正確で、倉庫の掃除までしてくれる。免疫の「発注書」を正しく出すのもこの人たち

サボり癖パート(悪玉菌) — 仕分けが雑で、ゴミを溜める。増えると仕分け場の空気が悪くなる

空気読みパート(日和見菌) — 全体の7割がこのタイプ。多数派に流される。真面目組が多ければ真面目に働く。サボり組が多ければサボり始める

つまり、仕分け場の「空気」がどっちに傾くかで、免疫の強さが変わるんですよね。

腸内環境が崩れると、免疫が落ちる

冬はこの腸内環境が崩れやすい時期です。

忘年会や新年会で脂質の多い食事が続く。お酒も増える。野菜が減る。

そうすると、サボり組(悪玉菌)が元気になって、空気読む系が引っ張られてサボり始める。

仕分け場の質が下がると、免疫細胞の「発注」もうまくいかなくなる。

ウイルスが入ってきても、迎撃態勢が整わない。

これが、同じ環境にいても風邪を引く人と引かない人の差です。

「じゃあヨーグルト食べればいいの?」って聞かれるんですけど、それだけじゃ足りないことが多い。

ベテランパートさん(善玉菌)のエサになるのは、食物繊維と発酵食品。

善玉菌のエサになる食材:きのこ、海藻、納豆、味噌汁。さっき紹介した鍋の具材「きのこ+白菜たっぷり」は、脂質を抑えるだけじゃなく腸内環境にもいい。カロリーも免疫も、鍋の具材で同時に整えられます。

冬場のウォームアップ

冬場のウォームアップ

いきなり動くのは危ない

冬の話でもう1つ。

「正月太りを取り戻そう」と思って、急にハードな運動を始める人がいます。

気持ちはわかるんですけど、冬に体が固まった状態でいきなり大きな動きをすると、怪我のリスクが高いんですよね。

特に危険なのが股関節や腰椎の回旋。冬場に体が固まった状態でいきなりここを動かすと、痛める可能性が高いです。

うちでは、冬場のセッションは特にウォームアップを丁寧にやります。

体が冷えた状態で来る人がほとんどなので、まず体温を上げるところから。いきなり重いものを持たせたりはしません。

冬にやるべきことは、意外とシンプル

まとめると、冬の体調不良に対してやることはシンプルです。

1

朝と寝る前に白湯を1杯ずつ飲む。 水分不足→冷え→肩こりの連鎖を断つ

2

鍋の具材で脂質をコントロールする。 鶏むね肉・白身魚・豆腐に置き換えるだけ

3

きのこ・海藻・発酵食品で腸内環境を整える。 免疫力は腸で決まる

4

急にハードな運動をしない。まずウォームアップ。 冬場の怪我を防ぐ

「たったこれだけ?」って思うかもしれません。

でも500名以上を見てきて、冬に体調を崩す人のほとんどが、このどれかに引っかかってるんですよね。

大きなことを変える必要はない。小さなことを、毎日続けるほうがずっと効きます。

最後に

肩こりがひどくなった。冷え性が止まらない。風邪を引きやすくなった。朝が辛い。

冬だから仕方ない、で終わらせてませんか?

その不調、もしかしたら水を飲むだけで変わるかもしれません。

まず明日の朝、白湯を1杯。

それで1週間過ごしてみて、体がどう変わるか確認してみませんか?

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岡田雄磨

この記事を書いた人

岡田雄磨

FIREFITNESSトレーナー。お客様一人ひとりに寄り添った指導で、理想の体づくりをサポートします。